FXは投資の選択肢になる?生活スタイルに合わせた取引手法を紹介!

投資

携帯を片手にパソコンで価格変動を見る様子

リス男くんは「FX」って聞いたことがありますか?

投資の一種っていう認識はありますけど、具体的にどんなものなのか、どうやって取引するのかといったことまでは知らないです。投資って難しそうですし…

そうですか。最近は自動売買なども出てきていて、FXもやりやすくなっているんですよ。投資を考えている方は、ぜひこの記事でFXについて知って検討してみてください。ここでは主にFXのメリットを挙げながら、そのアドバイスをしていきたいと思います。

FXとは

為替レート

FXは「Foreign Exchange」の略、つまり「外国為替」のことです。外国為替というのは、ある国の通貨と別の国の通貨を交換することをいいます。

通貨は、「円高」や「ドル安」というように、その価格が常に変動しています。たとえば、1ドルを100円と交換したとして、そのあとに1ドル=105円まで上がったとしましょう。そうすると、再び円を買い戻したときには、5円分がプラスされることになります。

この差額のことを、「為替差益」といいます。FXというのは、この為替差益を目的とした取引のことです。

では、FXはほかの金融商品と比べて、どのような特徴があるのでしょうか?

この記事では、そのメリット・デメリットを比較したうえで、おすすめのトレード手法についてもご紹介します。

FXとほかの金融商品の違い

積まれたコインとグラフ

株式投資などのほかの金融商品と比較しながら、FXの特徴を見ていきましょう。

24時間いつでも取引できる

まず、FXは24時間取引できるという点が大きな特徴です。FXは、世界中のどこかで常に市場が開かれています。そのため、金融機関が動いている平日であれば、24時間いつでも好きなタイミングで取引を行うことができます。

一方、株式は証券取引所を通しているため、売買できるのはオープンしている時間帯に限られます。たとえば、東京証券取引所なら平日9:00~11:30、12:30~15:00までの5時間しか取引ができません。

FXも、FX会社を通して取引しているように見えますが、実際は仲介を行っているだけで、売買自体は投資家同士の直接のやり取りで行われています。このような取引のことを、「相対取引」といいます。

24時間取引できるということは、それだけほかの投資と比べても利益を上げるチャンスが広がっているということです。

少額の資金でも運用できる

FXでは、レバレッジをかけることで、預けた資金の何倍もの取引ができます。このような取引のことを、「証拠金取引」といいます。

たとえば、国内FXなら最大25倍のレバレッジをかけて取引ができます。

実際に、米ドル円の通貨ペア(1米ドル=100円)を、レバレッジ25倍で1,000通貨分購入するとします。そうすると、本来なら100円×1,000=10万円の資金が必要となるところを、その25分の1のわずか4,000円の証拠金で取引できるようになるのです。

一方、株式の場合は、国内なら通常100株単位からの購入となるので、1株1,000円程度の株式でも、少なくとも10万円以上の資金が必要となります。

実際に利益を上げようというのであれば、さらに余裕を持って20~30万円は用意しておきたいところでしょう。このように少額資金で運用でき、大きな利益を狙えるのも、FXのメリットの1つです。 

ただし、レバレッジが大きくなれば、同じ倍率で損益も膨らむことを忘れないでください。特に、FXでは含み損で証拠金が一定以下の割合になると、強制決済(ロスカット)されてしまうので注意が必要です。

取引手数料がかからない

FXでは、基本的にどのFX会社でも取引手数料は無料となっています。

株取引の場合、毎回の売買や月ごとに手数料がかかるので、それと比べるとコスト面でも有利といえるでしょう。 

ただし、FX取引では通貨ペアの買値が売値より高く設定されています。つまり、ポジションを購入してから売却すると、必ずその差額分がマイナスとなるのです。

この差額のことを「スプレッド」といい、FX会社では実質的なコストとしています。

スプレッドは、たとえば国内FXだと米ドル円の多くが原則固定で0.2銭となっています。1,000通貨分の売買を行っても、わずか2円(200銭)なので、それほど大きなコストとはいえないでしょう。

ただし、株式よりくり返し売買するケースが多いので、特に短期取引を行うときにはコスト計算に注意が必要です。

海外FXの場合は、変動制スプレッドを採用しているFX会社が多くあります。そのため、国内FXで原則固定としている場合でも、相場が激しく変動したときなどには例外的に広くなることも考えられるでしょう。

下落相場でも利益を狙える

FXでは、売りポジションからでも取引を始められます。

たとえば、1米ドル=100円のときに、売りポジションで1,000通貨分を保有したとします。これはつまり、米ドルで円を買っている状態です。

この後、1米ドル=95円まで下がったとします。そうすると、100円で売った米ドルを95円で買い戻すことができるので、差額の5円分が利益となります。

このように、FXは株式と異なり、相場が下落しているときでも積極的に利益を狙いにいけます。

また、同じ通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に持つ「両建て」で、相場がどちらに動いても損益を相殺可能なリスクヘッジとすることもできます。このような取引方法は、先物取引と共通しているといえるでしょう。

スワップポイントが得られる

FXでは、2つの通貨の組み合わせ(通貨ペア)で売買を行います。

このとき、2つの通貨の間には、それぞれの国の政策金利に基づいた金利差が生じます。この金利差によって得られる損益のことを、「スワップポイント」といいます。

米ドル円であれば、2020年9月現在の金利は以下のとおりです。

  • 日本 -0.10%
  • アメリカ 0.25%

金利が高いほうの通貨、つまりこの例であれば米ドルを保有していると、プラスのスワップポイントが生じることになります。スワップポイントは毎日発生するので、ポジションを保有している間は、自動的にその分が利益として積み重なります。

ただし、スワップポイントは政策金利をもとに各FX会社が独自に決めるものなので、数値はそれぞれで異なります。

資金を預けているだけで利益が得られるという意味では、定期預金の利息や株式の配当金とも共通しているといえるでしょう。

しかし、金利が低いほうの通貨を保有している場合は、スワップポイントがマイナスとなって、FX会社に支払わなければいけなくなるので気をつけてください。

トレード手法を状況別で紹介

タブレットを両手に持って価格変動を見ている

ここまで見てきたように、FXにはさまざまな特徴があり、とても幅広い戦略をとることができます。

これは投資家にとっては有利なことですが、だからこそどのように運用したらよいか分からない、という迷いにもつながりがちです。

直感に頼っただけの運用は、FXでは必ず失敗します。まずは、自分にとってどのようなトレード手法が合っているかをよく考えましょう。

どの手法が合っているかは、ライフスタイルや資金力などによっても変わってくるので、自分がどのパターンに当てはまるかを次の項目からチェックしてみてください。

取引にあまり時間をかけられない方 

仕事が忙しく、取引にあまり時間をかけられない人には、「スイングトレード」がおすすめです。 

スイングトレードは、数日から数週間にわたってポジションを保有して、大きなチャンスがきたところで売買を仕掛けます。価格の小さな動きはあまり気にする必要がないので、相場のチェックも1日に数回程度行っておけば十分です。

ただし、細かい利益を積み重ねていくことができないので、はじめからある程度のプラスを狙うために、多めの資金や高めのレバレッジなどが必要となります。

積極的に取引をしていきたい方

FXでは、わずかな価格変動さえあればいつでも利益を得ることができます。それを狙って、ごく短い時間で取引を繰り返していく手法を、「デイトレード」や「スキャルピング」といいます。

デイトレードは1日のうちに何度も売買を繰り返し、スキャルピングではさらに秒単位での取引も行います。値動きがほとんどないレンジ相場などでも、積極的に利益を上げていけるのが大きなメリットです。

ただし、常に相場の動きをチェックしておく必要があるので、在宅で時間に余裕のある自由業、主婦、学生の方などにおすすめのトレード手法となります。

取引回数がかなり多くなるので、コストとなるスプレッドにも気をつけましょう。また、FX会社によってはスキャルピングを禁止している場合もあるので、あらかじめ確認する必要があります。

投資に時間をとられたくない人 

FXに興味があっても、何度も取引を繰り返すのは面倒だという人もいるでしょう。そのような人におすすめしたいのが、「スワップトレード」です。

 FXでは為替差益を狙うのが基本なので、長期間にわたってポジションを保有していても、決済しないかぎり利益は得られません。

しかし、金利の高い通貨を保有していれば、毎日のスワップポイントを積み重ねていくことができます。 

特に、トルコや南アフリカなどの新興国は金利が高いので、超低金利の日本円で購入しておけば、それなりのスワップポイントを期待できます。

たとえばトルコリラ円なら、現在1万通貨(約13万円)で1日に15円ほどのスワップポイントが得られます。1年間保有していれば、15円×365日=5,475円と、定期預金と比べてもかなりよい利回り(約4%)となるでしょう。

しかし、やはり為替差益と比べるとその金額はかなり低いものです。また、いくらスワップポイントを積み重ねても、ちょっとした価格変動であっさりそれを上回るマイナスとなってしまうケースもあるので、注意してください。

特に、新興国は政情が不安定で、政策金利なども突然下がる可能性があるので、経済情勢にはしっかりとアンテナを張っておくようにしましょう。

手間をかけずに利益を狙いたい人

投資に時間はかけられないけど、積極的に利益を狙っていきたい人におすすめしたいのが、「自動売買」による取引です。 

自動売買というのは、あらかじめ設定しておいた売買条件にしたがって、プログラムが自動的に取引してくれる手法のことです。

利益確定や損切りのポイントも決めておけるので、放っておいても着実に利益を積み重ねていけます。

自動売買を利用するには、市販のプログラムを購入したり、自分で作成したりする方法があります。ほかにも、FX会社のサービスを利用すれば、無料で簡単に自動売買を行えます。 

ただし、いくら優秀なプログラムでも、市場の変化に完璧についていくことは難しいです。状況次第ではうまく利益を出せなかったり、大きな損失を出してしまったりすることもあるでしょう。自動売買だからと完全にまかせきりにせず、ある程度は自分でチェックしながら調整していくことも必要です。

FXには、他の金融商品にはない特殊な特徴がいくつもあります。生活スタイルや、投資目標に応じて資産運用できる点も大きなメリットです。

これからのことも考えて、ちょっと試してみようかなと思いました。

自動売買など、自分で分析しなくとも投資できるサービスも増えてきているので、初心者の方でも投資しやすくなっていますよ。投資先の1つとして、ぜひFXという選択肢も考えてみてください。


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