【まとめ】注目のクラウドファンディングサービスを紹介!選び方も詳しく解説
投資

クラウドファンディングって色んな種類がありますよね。
なんだかとっても難しいです。
そうですよね!さまざまな種類やサービスがあるので、自分に合う投資を見つけれるか心配ですよね。
自分に合った投資方法見つけたいな~。
今回は、クラウドファンディングの種類やサービス、選び方をご紹介します!
リス男くんの目的に合った投資方法がきっと見つかりますよ!
この記事の目次
クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディングとは、「crowd(群衆)」と「funding(資金調達)」という言葉を組み合わせた造語です。
群衆から資金を調達することがクラウドファンディングの目的です。
個人や企業(資金需要者)がインターネットを介してプロジェクトを立ち上げ、それに賛同する人(投資家)が資金を支援します。
金融機関からの融資(資金調達)とは違い、「柔軟性」や「手軽さ」が大きな魅力です。
投資家の立場から見ても、クラウドファンディングは非常に手軽に投資ができるシステムといえます。
誰でも・どこでも・いつでも インターネットを通じてプロジェクトを閲覧することができ、スマホ 1つで投資を実行することができます。
さらに、プロジェクトによっては条件次第でお礼の品や分配金などのリターンがあります。
このようにクラウドファンディングは、プロジェクトを立ち上げた資金需要者、そのプロジェクトに資金を提供する投資家の双方にメリットのあるシステムといえるでしょう。
クラウドファンディングの種類とサービス

ここからは、クラウドファンディングの種類とサービスについてご紹介します。
特徴をしっかりと理解して、ご自身に合った投資方法を見つけましょう。
寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングは、プロジェクトに対して投資家がお金を寄付するものです。
「被災地支援」や「地域活性化」などといった社会貢献性の高いプロジェクトが多い傾向にあります。
基本的にリターンはありませんが、お礼状や感謝の手紙が送られてくることがあります。
主なサービス
Readyfor Charity
NPO法人や公益財団法人、自治体や学校組織が多く利用しているクラウドファンディングサービスです。
実際に成立したプロジェクトの中には、病に苦しむ子供たちへの支援や、自然環境の保護などを目的にしたものが多くあります。
また、寄付をした人は寄付金控除を受けられる仕組みになっているのが大きな特徴です。
GoodMorning
株式会社CAMPFIREが運営する寄付型クラウドファンディングサービスです。
社会問題の解決を目的としたプロジェクトを多く取り扱っています。
サービス開始からわずか 7か月で流通金額(募集に対して投資された金額)が 1億円を突破するなど、寄付型クラウドファンディングサービスの中で市場を広げています。
また、一度に大きな額を集めるのではなく「マンスリーサポーター」という継続的に月額で支援を集めるシステムを導入しているのも特徴です。
FAAVO
地域や地方に関するプロジェクトに特化したクラウドファンディングサービスです。
例えば、ふるさとの自然環境や学校、文化を守るなどといった地域密着型のプロジェクトが多く掲載されています。
また、FAAVOは寄付型だけでなく購入型のプロジェクトにも対応しています。
その分、投資家はさまざまなプロジェクトに出会うことができるでしょう。
購入型クラウドファンディング
購入型クラウドファンディングは、特定の商品やサービスを投資家が購入することで企業が資金調達するというものです。
リターンは購入した商品やサービスですが、これは、有形でも無形でも構いません。
なかには「1日○○体験チケット」といったサービスをリターンすることもあります。
主なサービス
CAMPFIRE
購入型のクラウドファンディングサービスの中で最大規模を誇っており、
累計流通額は 330億円を突破、これまでの掲載プロジェクト数は累計4万2千件以上、さらに、投資家は 370万人にものぼります。
市場が大きく、より多くのプロジェクトに出会えるでしょう。
さらに、複数の決済方法にも対応しており、投資家にとって使いやすいサービスとなっております。
READYFOR
累計流通額は140億円、これまでの掲載プロジェクト数は累計1万4千件以上にものぼります。
また、先ほどご紹介したCAMPFIREよりも低い価格でプロジェクトを始めることができ、最も安いシンプルプランは、手数料 7% + 決済手数料 5%の計 12%(税抜)から始めることができます。
そのため多くのプロジェクト立案者(資金需要者)から支持されています。
Makuake
アメーバブログなどで有名な株式会社サイバーエージェントの子会社が運営するクラウドファンディングサービスです。
2015年には、片淵須直監督による「この世界の片隅に」のアニメ映画化応援企画が、Makuake史上最高額の 3,912万円以上の資金調達に成功しています。
Makuakeは親会社であるサイバーエージェントの情報発信力を活かし、プロジェクトを多くの方に拡散します。
さらに、資金需要者は「Makuakeアナリティクス」というプロジェクトの解析ツールを使えば、どんな人がプロジェクトに興味を持っているのか知ることができます。
こうした高いリサーチ力、マーケティング力がMakuakeの強みです。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
融資型クラウドファンディングは、投資家が資金需要者である企業に融資(出資)をするというものです。
企業は複数の投資家からまとまった資金を調達します。
リターンは、元本(投資金額)に利息を付けて返済されます。
ただし、プロジェクトが失敗した場合や、資金需要者である企業の経営状況の悪化などにより元本の返済やリターン(利息)を受けれず、損失が出る場合もあるので注意が必要です。
主なサービス
CAMPFIRE Owners
クラウドファンディングサイトの運営で名高い、CAMPFIREが運営するサービスです。
掲載されているプロジェクトは非常に幅広く、投資をしながら社会貢献できるものや海外へ投資できるプロジェクトなどもあります。
また、出金手数料が毎月 1回まで無料というのもポイントです。
お金を引き出しても払い戻し手数料などで利益が減ってしまうことはありません。
SAMURAI FUND
SAMURAI証券が運営するサービスです。
SAMURAI FUNDに掲載されているプロジェクトの中には、債務保証が付与されているものや不動産に担保が設定されているものなどがあります。
企業側の返済が困難になっても、原則、「投資した資金が戻らない」「一部減少する」などのリスクが軽減され安心です。
2020年7月のデータによれば、元本回収率 100%という数値を出しているのも特徴です。
投資家にとって安全な仕組みの中で、投資ができるサービスといえます。
SBIソーシャルレンディング
銀行や証券会社を展開しているSBIグループの運営するクラウドファンディングサービスです。
累計の融資額は 1,545億円を突破しています。
融資型クラウドファンディングサービスの中でも市場規模が大きく、高額な資金調達に向いているでしょう。
また、手数料が無料となるクイック入金サービスを利用すれば、原則 24時間 365日利用できるため投資家にとって便利なサービスを提供しています。
OwnersBook
OwnersBookは国内初の不動産投資特化型のクラウドファンディングサービスです。
2020年9月のデータでは、累計 178億円の融資額を突破しています。
マンションの建設やリフォームなどといった不動産投資に関する案件が掲載されています。
さらに、経営スタッフには業界歴20年を超える不動産のプロが多く在籍しています。
プロが目利きする案件に投資ができるのは投資家にとって安心です。
Crowdcredit
Crowdcreditは日本で唯一、海外への投資に特化した融資型クラウドファンディングサービスです。
2020年9月のデータでは、累計319億円の融資額を突破しています。
社会性のある海外投資をプロジェクトの対象としています。
Crowdcreditは高い利回りのプロジェクトを多数掲載しているのが特徴です。
ファンド投資型クラウドファンディング
ファンド投資型クラウドファンディングは、投資家が資金需要者である企業に融資(出資)をするというもので、企業は複数の投資家からまとまった資金を調達します。
融資型クラウドファンディングと似ていますが、リターンに違いがあります。
また、社会貢献性の高いプロジェクトが多く掲載される傾向にあります。
リターンは、商品やサービス、プロジェクトの成果による分配金です。
これは、成果によって変動します。
つまり、プロジェクトが成功すれば、想定していた分配金より多く受け取れることができますが、
プロジェクトの成果によっては予定していた分配金を受け取れない場合もあるということです。
主なサービス
セキュリテ
地域活性や文化の保護などといった社会貢献性の高いプロジェクトを多く掲載するクラウドファンディングサービスです。
この背景には、セキュリテ独自の「金銭的なリターンを得るためだけでなく、社会貢献や慈善事業へ協力する投資」という考え方があります。
セキュリテでは、この考え方に基づく投資を「インパクト投資」と称し、あらゆる社会問題や地域貢献をテーマとしたプロジェクトを掲載しています。
開花-KAIKA-
山口ソーシャルファイナンス株式会社が運営するクラウドファンディングサービスです。
山口ソーシャルファイナンス株式会社は山口県の地域活性化を主なミッションとしています。
そのため、開花 KAIKAにおけるプロジェクトも山口県や近隣の県の地域活性を目的としたものが多数です。
株式投資型クラウドファンディング
株式投資型クラウドファンディングは、非上場企業の未公開株式に対して投資を募ることで資金調達をするものです。
日本ではまだまだ普及が進んでいないクラウドファンディングであり、サービスを始めて間もないものが多い傾向にあります。
リターンは、株式上場や買収時の利益となります。
もしかすると、大きな利益をあげることもできるかもしれません。
主なサービス
FUNDINNO
株式投資型クラウドファンディングの中でも最も取引量が多いサービスです。
累計成約額は40億円、累計成約件数は125件にものぼります。
これは、国内の株式投資型クラウドファンディングの中でも最大手といえる数値です。
この高い実績から、多くの企業、そして投資家に選ばれています。
ユニコーン
2019年に運営を開始したクラウドファンディングサービスです。
サービスの提供を始めてまだ日は浅いものの、2020年10月時点のデータによると 13件のプロジェクトを成功させています。
わずか1年余りで成約総額はなんと、5億415万円を集めています。
イークラウド
2020年に運営を開始したクラウドファンディングサービスです。
経営陣にベンチャーキャピタルでの投資経験者や、起業経験者といった面々を配置しています。
また、証券会社出身の役員もいるため、将来の有望なベンチャー企業を発掘し、確実な投資機会を提供することに特化しているのです。
【目的別】クラウドファンディングの選び方

投資家にはそれぞれの投資目的があります。
金銭的なリターンの多さだけでなく、自分の目的に合ったクラウドファンディングを選べば投資の満足度が上がるでしょう。
ここからは、目的別のクラウドファンディングの選び方についてご紹介します。
社会・地域貢献系
社会貢献や地域貢献の投資を考えているなら、寄付型やファンド投資型のクラウドファンディングが向いています。
また、寄付型クラウドファンディングサービスの場合、基本的にリターンがありません。
しかし、「誰かのためにお金を寄付した」という達成感や、「同じ支援者同士の絆」を感じることができるでしょう。
こういったお金に代えがたい経験をするためにも、プロジェクトを選ぶ際は深く共感できるものを選ぶとよいでしょう。
クリエイティブ系
アニメや映画、音楽などの制作に携わることに興味があれば、クリエイティブ系のサービスを選ぶとよいでしょう。
こうしたプロジェクトは購入型のクラウドファンディングに多くあります。
例えば、映画製作のプロジェクトに投資をすると、リターンとして完成した映画のチケットがもらえたり、エンドロールに名前が記載されることもあります。
自分が新しい作品の制作に携われたのだと感じることができるでしょう。
こうしたプロジェクトは、応援したい作品や作者をよく検討して選びましょう。
運営元が大手企業系
大手企業の運営するサービスで安定した利益を上げたいと考えている方には、融資型クラウドファンディングが向いています。
例えば、SBIソーシャルレンディングや、SAMURAI FUNDなど、上場企業またはその子会社がクラウドファンディングサービスを提供しています。
また、投資で利益を上げるという点でも融資型クラウドファンディングが向いています。
プロジェクトが開始される時点で利回りが決まっているため、安定した利益を得ることができます。
海外投資系
海外にも目を向けて投資をしたいという方は、海外を対象にしているクラウドファンディングを選ぶと良いでしょう。
海外に投資するクラウドファンディングなら、プロジェクトの規模が大きく、魅力的なものが多くあるかもしれません。
さらに、斬新かつ共感できるプロジェクトに出会える機会にも恵まれるでしょう。
まとめ
クラウドファンディングの種類やサービス、選び方についてご紹介しました。
今やクラウドファンディングの種類は多岐にわたり、あらゆる需要に応じた投資が可能です。
また、クラウドファンディングの市場は年々拡大しており、今後さらに数多くの企業が資金調達の方法として注目することが予想されます。
プロジェクトの絶対数が増えれば、理想に合ったプロジェクトを見つけやすくなるでしょう。
自分に合った投資をするためにも、今回ご紹介したクラウドファンディングの種類等をふまえて、最適なサービスを探してみてはいかがでしょうか。