資産運用のカタチ ― 企業型確定拠出年金(401k)とは?
投資

ぼくたちの生活の中にも「資産運用」や「投資」という言葉がよく流れ込んでくるようになりました。でも、「資産運用」や「投資」ってどのようにすればいいんでしょうか。
そんなに難しく考える必要はありません。資産運用というのは型にはまったものではなく、それぞれに向いたカタチがあるんですよ。
そう言われても何だか難しくて敬遠してしまいそうです…。
そうですね。しかし資産運用はとても大事なことですから、しっかり考えていきましょう。それでは、今回は私の友人が実際に行っている「401k」を例に挙げ、資産運用の一つのカタチについてお話していきますね。
この記事の目次
知らずに資産運用をしていた友人の話

私の友人はサラリーマンになって6年目、最近は「資産運用」や「投資」に興味を持ったようで、株式投資やFX投資の仕組みなどいろいろな話を聞いているようです。
これまで資産運用には全く興味がなく経験もないと本人は言っていましたが、実はしっかりと運用をしていました。
彼は会社の確定拠出年金(俗称401kプラン)に加入しており、それを通じて投資信託を積立運用していたのです。
企業型確定拠出年金(401k)とは?

企業によっては企業型DC(企業型確定拠出年金)を採用しているところがあります。
これは会社もしくは会社と従業員がそれぞれ負担して毎月掛け金を積み上げ、従業員が60歳以上になると年金または一時金を受け取れる仕組みで、従業員が将来設計や経済見通しをもとにいくつかの投資信託(ファンド)を選択します。
企業にとっては掛け金を損金勘定として扱うことができ、従業員にとっては掛け金が全額所得控除の対象となるという税制上のメリットがあります。
確定拠出年金は「401k」と呼ばれることもあります。
これはアメリカ合衆国における米国内国歳入法(Internal Revenue Code of 1978)の条項名(401(k))に由来しています。
401kって難しい?

投資信託の組み合わせを自分で考える、と聞いて難しそうだと感じた方もいらっしゃるかもしれません。実は私の友人も401kに加入する際、コースの選択や配分など、よく分からないことばかりで大変だったと話していました。
401kに加入する際の投資信託をどう組み合わせるべきかというのは、経済見通しや年齢、将来設計によって大きく異なります。多くの方々にとって分かりにくいものではないでしょうか。
日本国内株式アクティブコースや内外債券パッシブコース、先進国株式ハイインカムコースやグローバルREITコース、はてはエマージング○×コースなど、いろいろな投資信託のラインナップを揃えている会社が多いのですが、実際、初めてであれば一体何がいいのか判断に迷います。
401kのコース選びのポイント
