投資するなら不動産?株式?リスクやリターン、流動性などの違いを紹介!

投資

電卓を片手にコインを数えているスーツの男性

少子高齢化が進む日本では、年金に頼らず自分で資産を形成する重要性が増しています。

そのためにも投資をして「お金に働いてもらう」のは良い手だと思うんですが、何しろ投資には種類がありますからね。

そうですね。株式や債券、不動産など、投資方法はさまざまです。

選択肢がたくさんあるのは良いんですが、どれを選べばいいか分からなくなりそうです…。

それでは、今回は不動産投資、株式投資の違いやメリット・デメリットをご紹介します。投資方法を選ぶ際の参考にしてくださいね。

日本の抱える課題と投資の関係

一万円札と老夫婦

現代の日本では、資産形成の手段が「貯蓄から投資へ」とシフトしつつあります。

その理由として、下記の3点があげられるでしょう。

  1. 年金問題…年金受給年齢引き上げや受給額の引き下げ
  2. マイナス金利…ゼロ金利・マイナス金利政策による超低金利という時代背景
  3. インフレ対策…物価上昇によるお金の価値の減少

上記のように、日本は老後の資産形成における課題を抱えています。そのため、投資の重要性は今後ますます増していくでしょう。

主な投資の種類

電卓と投資に関するグラフ

①株式投資

企業が発行した株式を購入することで、株主総会での議決権や配当金などを得ることができます。また、株価が値上がりしたタイミングで株式を売却できれば、利益を得られます。

②不動産投資

アパートやマンションなどの不動産を賃貸することで、家賃収入を得る投資方法です。また、不動産を安く買って高く売り、その差額で利益を得る方法もあります。

不動産投資と株式投資の違い

積み上げられたコインの上に芽が出ている

購入費用

不動産の購入には、数千万円といった高額な資金が必要です。しかし、金融機関からの融資を受けることができれば、少ない自己資金で大きな利益を得られる「レバレッジ効果」が期待できます。

株式の場合は、主に100株単位で購入します。一部上場の平均株価が2,500円程度ですので※1、25万円程度から投資可能と考えておくとよいでしょう。

※1 JPX(日本取引所グループ)公表 一部上場銘柄(2021年2月時)における荷重株価平均の数値を参考

リターン

不動産投資では家賃収入、株式投資では配当金が「リターン(収益)」にあたります。また双方ともに、価値が上昇した際に売却することで利益が確定されます。

一般的には、不動産投資は家賃収入による「運用益」、株式投資は購入した際の価格よりも株式を高く売ることによる「売却益」を得ることが多いです。

リスク

不動産投資の代表的なリスクには、下記があげられます。

  • 空室リスク…入居者が見つからず家賃収入が得られない
  • 修繕リスク…建物の老朽化や設備の故障などによる修繕費用がかかる
  • 災害リスク…火災や台風、地震などの天災による破損が生じる等

株式投資の代表的なリスクは下記です。

  • 元本割れリスク…企業の不祥事や経営悪化、経済変動などで価格が購入時より下回ってしまう

流動性

不動産投資において利益確定のため不動産を売却しようと検討してから売却が完了するまで、少なくとも2~4ヵ月程度を要することが一般的でしょう。そのため、不動産投資は流動性の低い投資法であるといえます。

一方、株式投資は株式市場の営業時間内であれば、いつでも株を売却できます。売却から数日以内には利益を得ることができるため、流動性の高い投資法といえるでしょう。

利回り

不動産投資の平均利回りは3.5~6%程度※2、株式投資の平均利回りは1.7%前後※3です。

不動産投資において都内など好立地な新築マンションは空室リスクの低減は期待できても、物件購入費が高いため利回り自体は低くなる傾向にあります。一方で、中古住宅をリフォームして貸し出すといった工夫により、20%の利回りを達成できることもあります。

また株式投資の場合は、企業の実績や経済情勢により利回りは大きく変動します。平均よりはるかに高い利回りを達成できることもあれば、大きな損失を被る場合もあるでしょう。

※2 日本不動産研究所 第42回不動産投資家調査(2020年4月現在)の調査結果より、東京都と主な政令指定都市の期待利回りを参考

※3 JPX(日本取引所グループ)公表  一部上場銘柄(2021年2月)における単純平均利回りの数値を参考

運用期間

不動産はローンを組んで購入することが一般的なため、ローンを回収して利益を出すまでに数十年を要する場合もあります。しかし、いったん黒字に転じれば、あとは長期間安定した運用益を得ることが可能です。

株式は企業の業績や需給バランスなどにより、短期間で大きく価格が変動します。株主優待を受けながら気長に売るタイミングを待つ、株価が値上がりしたタイミングで早々に売却するなど、運用期間を自由に設定できる点が株式投資のメリットです。

管理の手間やコスト

不動産投資の場合は、建物の維持管理だけではなく、入居者の募集や賃料の集金、家賃滞納時の対応といった入居者管理も必要です。不動産管理会社に委託することも可能ですが、当然コストが別途かかります。

株式投資において短期トレードを行う場合には、常に値動きをチェックしなくてはなりません。手間がかかるうえ値動きに一喜一憂し、精神的な負担になることもあります。

まとめ

ここまで、不動産投資と株式投資のリターンやリスクなど違いを見てきました。

「儲かるかどうか」だけに目を向けるのではなく、それぞれの投資方法の特徴やリスクをしっかり理解しておきましょう。そのうえで、投資目的や投資に割ける時間なども考慮して、最も自分に合った投資方法を選びましょう。


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