仮想通貨FXとは?現物取引との違いやメリット・デメリットを解説

暗号資産

仮想通貨とFXは別物ですが、仮想通貨をFXのように取引できる仮想通貨FXというものがあります。本記事は、仮想通貨FXとは何か、どのようなメリット・デメリットがあるのかなどについて解説していきます。

仮想通貨FXとは

仮想通貨FXとは、FXのように仮想通貨を取引できるシステムです。どの点がFXのようかというと、まず第一にレバレッジ取引(保有している金額以上でできる取引)が可能です。

本来、仮想通貨取引は保有している通貨額、現金分の金額でしか取引ができません。しかし仮想通貨FXであれば、サービスにもよりますが、だいたい4倍程度のレバレッジまで利かせることが可能です。

4倍なので、1万円分の取引が4万円分になるイメージです。レバレッジを4倍にすれば利益が出たとき4倍になりますが、逆に言えば損失も4倍になるというデメリットはあります。

通常のFXは25倍程度のレバレッジをかけることも可能なので、それに比べれば仮想通貨FXのレバレッジは少ないと言えるでしょう。レバレッジ取引は利益の確実性がある、大きな利益を狙いたいといったシチュエーションで利用するのが一般的です。

逆に大きく損をする可能性がある局面ではレバレッジの使用は避けた方が無難です。

仮想通貨FXは売りから入ることが可能

仮想通貨の現物取引とのもう一つの大きな違いは、売り注文から始めることが可能ということです。いわゆる空売りと呼ばれる手法で下落局面で使えます。現物取引の場合は最初に購入した仮想通貨しか取引できませんが、仮想通貨FXなら空売りから始めて、相場が下落した後に買い戻すことができます。

仮想通貨FXのメリット

上でも少し触れましたが、仮想通貨FXのメリットをまとめると以下のようになります。

  • 少額取引でも利益を大きくすることが可能
  • 売り注文から始められる
  • 24時間365日利用できる

仮想通貨FXの一番のメリットは、少額取引でもレバレッジを使って利益を大きくできることです。4倍のレバレッジをかければ利益も4倍になるので、本来必要な資金の1/4で目標額の利益を狙えるということです。

次に売り注文から入れる点もメリットです。今まで仮想通貨の現物取引のみをやっていた方からするとあまり馴染みがないかもしれませんが、もともとFXや株をやっていた方からすると売り注文から入りたい機会も多いはずです。

「不況を見越して一部の人が空売りで大もうけした」といった話は有名でしょう。そのため売り注文から入るのは重要な戦略ですが、仮想通貨の現物取引ではそれができません。なので仮想通貨の現物取引と比較して、売り注文から入れることは仮想通貨FXの大きなメリットと言えます。

24時間365日の取引に関して、仮想通貨の現物取引と仮想通貨FXに共通する取引と言えます。FXにも共通していることなので、株と比較した場合のメリットになります。ちなみにFXも土日の取引ができない通貨があるため、仮想通貨FXの方がよりメリットが大きいと言えます。

平日の日中は仕事ある方も多いと思うので、24時間取引ができて、なおかつ土日も取引できるのは多くの方にとってメリットになります。またフリーランスや経営者で時間の融通が利きやすい方でも、24時間365日取引できるに越したことはありません。

仮想通貨FXのデメリット

一方で、仮想通貨FXにもデメリットが存在します。

  • リスクが大きい
  • コストが割高になりがち
  • 税金面で不利になる場合もある

まずリスクに関しては、レバレッジ取引ができるからです。たとえば4倍のレバレッジをかければ利益は4倍になりますが、逆に損失も4倍になります。簡単にレバレッジ取引ができるがゆえに確信のない局面でも使いがちです。しかし、慣れたときこそレバレッジの使い方は注意が必要と言えます。これはもちろん仮想通貨FXだけでなく、FXにも言えることです。

次に、仮想通貨FXは取引コストが割高になりがちです。仮想通貨の現物取引の場合は保有コストはかからないのですが、仮想通貨FXの場合は保有しているだけでもコストがかかります。

日をまたぐと手数料が取られる仕組みになっていて、、これをレバレッジ手数料と呼びます。ちなみに取引の際に発生するコストはスプレッドと呼ばれ、スプレッドは現物取引でも仮想通貨FXでも発生するコストです。

レバレッジ手数料のことを考えると、仮想通貨FXは短期トレードが基本になります。仮想通貨を長期保有したい場合は、仮想通貨FXではなく仮想通貨の現物取引を選択した方が良いでしょう。

最後に税金面につきましては、仮想通貨の現物取引、仮想通貨FXに共通するデメリットは、株やFXに比べて税金が高くなりがちということです。株やFXは申告分離課税と言って、たとえば給与所得やフリーランス、経営者の報酬とは別に申告することが可能です。

申告分離課税では税率は一律20%になっていて、それ以上にもそれ以下にもなりません。一方で、仮想通貨の現物取引や仮想通貨FXでは、累進課税が採用されています。累進課税では給与所得やその他の報酬と合算して計算される仕組みになっていて、金額が大きくなるとその分税率も大きくなります。

最大で税率は55%になります。給与所得と仮想通貨FXの合計額が小さければ申告分離課税よりもお得になる可能性もありますが、その場合はお得になる金額が少なく、累進課税の方が税金額は大きくなるケースが多いです。

利益が出れば出るほど税率も高くなるので、デメリットと言えるでしょう。

まとめ

仮想通貨FXを仮想通貨の現物取引と比較した際の最大のメリットはレバレッジです。レバレッジをかけることで少額でも数倍の利益を狙えます。
しかし、損失にもレバレッジがかかるので、メリットとデメリットは表裏一体です。

また、売り注文から入れることも大きなメリットです。株やFXに慣れている方なら、なおさら売り注文を使用する機会は多いでしょう。仮想通貨FXは長期保有するとレバレッジ手数料がかかるので、短期トレードが基本です。

長期保有する場合は現物取引、短期トレードの場合は仮想通貨FXと切り分けて賢く運用していきましょう。


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