オプション取引とはどんな投資方法?メリット・デメリットも解説

投資

オプション取引とは、あらかじめ定めた日に定めた価格で購入する権利もしくは売る権利を取引することです。
オプション取引の種類やどのようなメリットやデメリットがあるのか、予想と反対の値動きをしたときの危険性について詳しく見ていきましょう。

オプション取引をわかりやすく解説

オプション取引とは、最初に定めた日に定めた価格で取引をするという権利を売買することです。
売る権利をプットオプション、買う権利をコールオプションといいます。

取引をすると定めた日が「満期日」です。
例えば「2021年の6月11日を満期日とし、Aを20,000円で購入する権利を1,000円で売る」としましょう。買い手が売り手に支払う金額を「プレミアム」と呼ぶので、この場合は1,000円がプレミアムになります。
なお、取引はプレミアムの1,000倍単位で行われるので、この場合であれば1,000,000円が最少取引額です。

先物取引との違い

将来の約束について取引を行うという点では、オプション取引は先物取引と似ています。
しかし、先物取引ではあらかじめ決めた日に決めた条件で取引を行うのに対し、オプション取引は「あらかじめ決めた日に決めた条件で取引を行う」という「権利」を取引することです。

オプション取引では、権利に対してプレミアムが発生し価値が変動することがありますが、先物取引では約束した条件で買うため最初に決めた条件以外で取引が行われません。
例えば、将来もっと上昇すると思われるものを現在の価格で先物取引をするならば、あらかじめ決めた日には相場よりも低額で取引ができることになります。

オプション取引の4つの方法

オプション取引には、以下の4つの方法があります。

  1. コールの買い注文
  2. コールの売り注文
  3. プットの買い注文
  4. プットの売り注文

コール(コールオプション)とは買う権利のことですので、買う権利に対して「買い注文」と「売り注文」の2つの取引が発生します。反対にプット(プットオプション)とは売る権利のことです。
売る権利に対しても、「買い注文」と「売り注文」の2つの取引が発生します。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

オプション取引 1.コールの買い注文

コールの買い注文とは「プレミアムを払って買う権利を買うこと」です。
例えば「ある会社の株式を特定の日に2,000円で買う権利」を300円のプレミアムで買ったとしましょう。株価が高くなったとき、例えば3,000円になったときにこの権利を使ったとすると、300円のプレミアム(=手数料)はかかったものの実際よりも1,000円も株式を安く買えたので、トータルでは700円の利益を得たことになります。

予想以上に株価が下がったときはプレミアム分の損はしますが、買う権利は放棄して損失を最小限に抑えることが可能です。
例えば株価が1,000円に下がったときに権利を行使すると1,000円もの損失が生じますが、手放してしまえば300円だけの損失で済むでしょう。

オプション取引 2.コールの売り注文

コールの売り注文とは「プレミアムを受け取って買う権利を売ること」です。
例えば「ある会社の株式を特定の日に2,000円で買う権利」に対して、300円のプレミアムを受け取って売ったとしましょう。株価が現在よりも低くなり2,000円ものお金を払うのは割に合わないからと、買い手が権利を手放したとします。
この場合、売り手はプレミアム分の利益を得られることになるでしょう。

反対に株価が高くなり3,000円に上昇したとします。
売り手は3,000円の株式を2,000円で買い手に売らなくてはなりませんが、プレミアムを受け取っているため、実際の損失は700円になります。
しかし、株価の上昇次第で損失は無限に膨らむことに注意が必要です。

オプション取引 3.プットの買い注文

プットの買い注文とは「プレミアムを払って売る権利を買うこと」です。
例えば「ある株式を特定の日に2,000円で売る権利」を300円のプレミアムを払って買ったとしましょう。株価が1,000円に下がったときでも約束通り2,000円で売ることができるので、プレミアム分を差し引いても700円の利益を得られます。

反対に株価が3,000円に上昇したとしましょう。
約束通り2,000円で売るのはもったいないので権利を放棄します。300円のプレミアムは失うことになりますが、実際に取引をしたら1,000円の損失が出たわけですから、損を抑えられたといえるでしょう。

オプション取引 4.プットの売り注文

プットの売り注文とは「プレミアムを受け取って売る権利を売ること」です。
例えば「ある株式を特定の日に2,000円で売る権利」を300円のプレミアムを受け取って売ったとしましょう。株価が3,000円に上がったときには買い手は権利を放棄するので、プレミアム分が売り手の利益になります。

反対に株価が1,000円に下がったときには買い手は権利を行使するでしょう。
約束通り2,000円で売らなくてはいけないため1,000円の損失は発生しますが、プレミアムを受け取っているため、実際の損失は700円になります。
しかし、株価の下落次第で損失は無限に膨らむことに注意が必要です。

オプション取引のメリット・デメリット

オプション取引を上手に活用すれば、株価などの価格がどちらに動いても利益を得ることができます。
取引方法は紹介した4種類があるので、価格の動きを予想してから選んでください。

しかし、メリットだけではなくデメリットもあり、十分に注意をして取引をする必要があるでしょう。
オプション取引のメリットとデメリットについて解説します。

メリット

オプションを買う場合は、自分に不利な取引のときは権利を手放すことができます。権利を放棄することでプレミアム以上の損失を回避することが可能です。
買い手はプレミアムだけで、売り手は証拠金だけでレバレッジを利かせた効果的な取引ができるので、少額で投資をしたい方もオプション取引に注目することができるでしょう。

デメリット

予想と反対の値動きのときは、損失が生じるというデメリットがあります。
満期日を過ぎると権利を行使できず、買い手は投資額の全額を失うことになるので、十分に注意する必要があるでしょう。
また、売り手も注意が必要です。予想と反対の値動きをしたときは損失が大きくなる可能性があり、証拠金が不足することもあります。

まとめ

オプション取引は「特定の条件で売る権利」もしくは「特定の条件で買う権利」を売買することです。
日経平均株価などの指標に対するオプション取引もあり、変動を予想しながら権利を売買できるでしょう。
ただし、オプション取引に限ったことではありませんが、予想と反対の値動きをするときは損失が生じることもあります。十分に注意をしたうえで、投資を進めていきましょう。


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