IPOのメリットと買い方を解説!購入確率を高めるコツも紹介

投資

IPO(新規公開株)とは上場が決定した企業の株式のことで、人気の銘柄は購入する権利を獲得するための抽選が実施されることもあります。IPOを購入することでどのようなメリットがあるのか、また、買い方や購入確率を高める方法について見ていきましょう。

IPOとは

IPOとはInitial Public Offeringの頭文字を合わせた言葉で、日本語では「新規公開株」です。上場が決まった企業が上場前に株式の販売をすることで、まだ株価がないため独自に決定した公募価格で売り出します。

IPOの販売は証券会社を通じて行われますが、すでに上場している株式とは異なり、どの証券会社でも購入できるのではありません。販売を請け負う証券会社は銘柄ごとに限られているため、証券会社の口座を持っていてもIPOの抽選に申し込めないことがあります。

上場直後に値上がりすることが多い

IPOは新規上場企業が資金調達するために販売されます。広く資金を調達する目的で、上場後に予想される株価よりも低い価格で公募価格が設定されることが多いため、上場直後に値上がりすることが多いです。

2020年に実施されたIPOでは初値の平均は公募価格の2.3倍で、公募価格の5倍以上の初値がついたIPOは全体の約1割にも上りました。IPOを購入して上場当日に売却する投資家も多く、短期間で利益を得たい方にも注目されています。

中長期的にも株価上昇を期待できる

IPOは上場直後に値上がりするだけでなく、中長期的に見ても株価上昇を期待できる株式です。株価が上昇しすぎて、上場からわずか数ヶ月後に株式分割を実施する企業もあります。

この理由として、IPOは歴史が浅く発展途上中の企業の株式が多いということを挙げることができるでしょう。株式市場への上場は業績拡大の一通過点に過ぎないため、上場後すぐに売却するのではなく長期保有により資産形成に役立てられることもあります。

IPOを購入する手順

短期的な利益を得たい方だけでなく中長期的な資産形成を目指す方にも、IPOは注目すべき株式です。しかし、申し込みさえすれば誰でも購入できるものではないので、購入方法について詳しく理解しておく必要があるでしょう。IPOを購入する手順は以下の通りです。

  1. 証券口座を開設する
  2. ブックビルディングに申し込む
  3. 当選した場合は購入申し込み

それぞれの具体的な手順と購入確率を高めるコツについて紹介します。

1.証券口座を開設する

IPOの申し込みは証券会社を通じて行います。申し込めるのは証券口座経由に限定されるので、まだ証券口座を開設していない方は早めに開設しておきましょう。

インターネット経由で開設する手順は以下の通りです。

  1. 口座開設のページから申込フォームを開く
  2. 氏名や住所などを記入して申込ボタンを押す
  3. マイナンバーカードなどの本人確認書類を送信する
  4. 発行されたIDとパスワードを使ってログインする

複数口座を開設して申し込みの機会を増やす

IPOごとに申込可能な証券会社が異なります。証券口座を保有していても購入したいIPOを取り扱うとは限らないので、口座を複数開設し、申し込みの機会を増やすようにしましょう。

また、IPOとして売り出される株数よりも申し込み株数が多い場合は抽選となりますが、銘柄によっては抽選倍率が高く、申し込んでも必ずしも購入権を獲得できるとは限りません。購入権を獲得する確率を高めるためにも、複数の証券口座を開設しておくようにしましょう。

2.ブックビルディングに申し込む

IPOの実施が決まると、上場までのスケジュールも発表されます。上場の2~3週間ほど前に「ブックビルディング期間」が設定されるので、忘れずに申し込むようにしましょう。この期間に申し込んでいないとIPOを購入することはできません。また、ブックビルディング期間は1週間ほどありますが、期間や時間などは証券会社によっても異なることがあるので注意が必要です。

証券会社ごとの当選ルールを理解する

証券会社によって当選ルールが異なるので、確認しておきましょう。例えばある証券会社では申し込み株数に比例して当選確率が高くなりますが、別の証券会社では店頭での販売分があるため、インターネット口座では当選しにくくなっていることがあります。

また、古くからの顧客に優先して当選権を配分している証券会社も少なくありません。そのほかにも、IPOの抽選に何度も申し込むことで、次回以降の当選確率が上がる証券会社もあります。口座開設前に当選ルールを理解しておくと、戦略的なIPO投資ができるでしょう。

3.当選した場合は購入申し込み

ブックビルディングに申し込み、抽選に当たると、次はIPOの購入申し込みです。購入申込期間はブックビルディングの申込期間よりも短く、数日しかないことが多いので注意しましょう。購入しなくても特にペナルティはありませんが、IPOに参加する機会を逃すことになってしまいます。

上場後はいつでも株式を売却することが可能です。価格の変動を観察し、納得できる株価で売却するようにしましょう。継続して上昇が見込まれるときは、長期的に保有することもできます。株価だけでなく事業成績などもチェックし、資産運用していきましょう。

まとめ

IPO(新規公開株)は上場が決定した企業の株式のことで、上場前に購入します。ブックビルディング期間に申し込みをしますが、人気の銘柄に関しては抽選で購入権が分配されるため、購入できない可能性も少なくありません。複数の証券会社で口座を開設し、抽選に参加する機会を増やすようにしましょう。また、各証券会社の当選ルールを理解しておくことで、当選確率の向上につながります。


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