ビットコインの行く末はこうなる?!
暗号資産

ビットコインを始めとした暗号資産への投資は値動きが激しく、ハイリスク・ハイリターンの投資と言われています。
ビットコインに投資するならリスクをよく考えなければなりません。そこで今回は、これまでの推移や暗号資産を取り巻く状況などから、ビットコインのシナリオについて推測してみました。
この記事の目次
「ビットコインの価値」は難しい!
まず基本的なビットコインの価格の変動について説明します。
価格の変動要因
ビットコインなどの暗号通貨は、以下のような要因で価格が変動します。
- 国家の規制
- ハッキング事件
- 大手の企業による所有や利用への参入
- 個人の暗号通貨利用者の増加
- その時々のメディア露出、投資家などの雰囲気
半減期と発行上限の存在
ビットコインには「半減期」と呼ばれる、マイニング(取引記録の検証)によって得られる報酬の量が半減する期間があります。この半減期は、直近では2020年に起こりました。これまでの例で言えば、半減期の存在はビットコインの希少性を高めビットコイン価格の上昇を引き起こしているようです。
また、ビットコインは発行上限が2,100万BTCと定められており、これも価格上昇要因になっていることは否定できません。しかし、半減期や発行上限のないETH(イーサリアム)などもビットコインと似た値動きをしているのは注意が必要です。
ビットコインの変動は、予測が困難
ビットコインなどの暗号通貨の価格変動には多くの要因があり、一つ一つの要因は善し悪しのいずれにも働きます。例えば国家の規制がかかればビットコインの価格は下落し、規制緩和されれば上昇します。
ビットコインの価格変動はこれらの要因が複雑に絡み合って起こるもので、変動した理由を後付けできても事前に分析・予測することはとても困難です。
ビットコインの値動きを予見し続けることは、誰にも不可能と言えるでしょう。
ビットコインの価格推移
次に、ビットコインの実際の価格推移について長い視点と短い視点の双方から見てみます。
1年前からのビットコインの動き
2020年初夏は1BTCが100万円前後でした。2020年の年末くらいまでは100万円台で推移していましたが、その後2021年4月には700万円という高値を付け、その後急落して一時は300万円くらいになったこともあります。
その後、2021年7月からは再び上昇に転じていますが、この上昇がこのまま続くのか、それとも一時的なものなのかは先に書いた通り予見することはできませんでした。
24時間でも大きく動く
24時間の間でも5~10%ほどの動きがあるのがビットコインなどの暗号通貨です。まさに「寝ている間にお金が増えている(減っている)」ということが、現実になるということには注意が必要でしょう。
暗号通貨の投資をする前には「値動きの予測は付かない」「値動きが激しい」という性質を十分に理解しておくことが必要です。
ビットコインのシナリオ
以上の背景から考える、ビットコインが今後取りうるシナリオを2つ推測してみます。