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法律

【分かりやすく解説】成年後見制度ってなに?どんな時に必要なの?

2019.04.15

「認知症」という言葉と一緒に度々登場する「成人後見制度」というキーワード。
「成人後見制度」とは認知症などの理由で判断能力が不十分な人を保護するため、契約や財産管理を代理で行う制度として制定されています。

この「成人後見制度」とは具体的にどんな制度なのでしょうか?どんな時に必要な制度なのでしょうか??
こちらの記事では成人後見制度について分かりやすくご説明いたします。

成人後見制度ってどんな制度?

認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な状態になった時、

・不動産・預貯金などの財産管理
・介護等サービスや施設への入所に関する契約
・遺産分割の協議

などを、自分で行うことが難しい場合があります。
また、自分に不利益な契約を結んでしまったり、悪徳商法の被害にあってしまうなど判断能力の低下によるトラブル等が発生する場合もあります。

このような時、本人の利益を考えながら成年後見人が本人の代わりに決定・判断を行うことができます。

成人後見制度ですが、大きく分けて「法定後見制度」「任意後見制度」の2種類があります。
この2つの違いについてさらに詳しく解説していきましょう。

成人後見制度の種類

法定後見制度

法定後見制度は、すでに対象者が既に判断能力が欠けている状態の場合に、家庭裁判所へ申し立てを行って選ばれた人が後見人となります。
法定後見制度は対象者の状態によって「後見」「保佐」「補助」の3つに分かれています。

後見 保佐 補助
対象者の状態 判断能力が欠けているのが通常の状態 判断能力が著しく不十分な状態 判断能力が不十分な状態
申立てが可能な人 本人,配偶者,四親等内の親族,検察官など
市町村長(注1)
成年後見人等(後見・保佐・補助)の同意が必要な行為 民法13条1項所定の行為(注2)(注3)(注4) 申立ての範囲内で家庭裁判所審判で定める「特定の法律行為
(民法13条1項所定の行為の一部)(注1)(注2)(注4)
取消しが可能な行為 日常生活に関する行為以外の行為 同上(注2)(注3)(注4) 同上(注2)(注4)
成年後見人等に与えられる代理権の範囲 財産に関するすべての法律行為 申立ての範囲内で家庭裁判所が審判で定める「特定の法律行為」(注1) 同左(注1)
制度を利用した場合の資格などの制限 医師,税理士等の資格や会社役員,公務員等の地位を失うなど(注5) 医師,税理士等の資格や会社役員,公務員等の地位を失うなど
(注1)  本人以外の者の請求により,保佐人代理権を与える審判をする場合,本人の同意が必要になります。補助開始審判補助人同意権代理権を与える審判をする場合も同じです。
(注2)  民法13条1項では,借金,訴訟行為,相続の承認・放棄,新築・改築・増築などの行為が挙げられています。
(注3)  家庭裁判所審判により,民法13条1項所定の行為以外についても,同意権取消権の範囲を広げることができます。
(注4)  日常生活に関する行為は除かれます。
(注5)  公職選挙法の改正により,選挙権の制限はなくなります。

参考資料:法務省「成年後見制度~成年後見登記制度~」

任意後見制度

任意後見制度は、本人に十分な判断能力があるうちに将来判断能力が不十分になった時に備えて、事前に後見人を指名する制度です。
任意後見契約(代理権を与える契約)を公証人が作成する公正証書を締結します。
対象者の判断能力が低下した際には、任意後見人が任意後見契約内で決めた事務について、家庭裁判所が選定した「任意後見監督人」の監督下で代理で契約を行うことができます。

成年後見制度の後見人ができること・できないこと

できること

後見人ができることとしては下記の内容となります。

・本人の預貯金の管理・解約
・介護保険の契約
・不動産の処分
・遺産分割等の相続手続き
・保険金の受取り

 

できないこと

一方、できない(事務に含まれていない)ことはこちらとなります。

・身元保証人
・債務の保証人
・手術等の医療行為の同意
・身分行為(婚姻・離婚・養子縁組等)
・食事の世話や一般的な介護(事務に含まれてはいない)

このように、成年後見人制度を利用することで、本人が判断できない状態の際に代わりに色々な手続きをスムーズに行うことができるメリットがあります。
もし、これから成年後見人制度の利用を考えている人は「リバースモーゲージ」を利用して資金の準備をすることも可能です。
※既に成年後見人制度を利用されている人は再度手続きが必要になる場合がございますので別途ご相談ください。

資金のご用意にお困りの際は、おかねの窓口相談センターで相談で承っております。
お気軽に下記へご相談ください。

おかねの窓口相談センター

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平日9:00~18:00

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