「サ高住」とは?他の高齢者施設との違いを分かりやすく解説

生活

サ高住(さこうじゅう)とはサービス付き高齢者向け住宅のことです。サービスの内容はさまざまで、安否確認から生活支援、介護、リハビリなどを受けることができます。具体的にはどのような住宅なのか、他の高齢者施設とは何が違うのか見ていきましょう。

サ高住」とはサービス付き高齢者住宅のこと

「サ高住」とはサービス付き高齢者向け住宅のことで、介護サービスや医療サービスと連携して高齢者を支援する目的でつくられた住宅です。高齢者が安全に生活できるためにバリアフリー構造になっている他、安否確認や生活相談サービスが利用できるといった特徴があります。2021年6月末時点、全国におけるサ高住の戸数は268,262戸です。

入居の条件

原則としてサ高住の入居対象者となるのは次のいずれかの条件を満たす方です。

  • 60歳以上の方
  • 要介護者認定を受けた60歳未満の方

また、以下のいずれかの条件を満たすと、同居者として入居することができます。

  • 配偶者(事実婚状態も含む)
  • 60歳以上の親族
  • 要支援あるいは要介護の認定を受けている親族
  • 知事によって同居を認められた方

施設によっては特別な条件を満たす必要があるので注意が必要です。例えば認知症ではないことや、自立していることなどが求められることもあります。

設備の条件

サ高住の床面積は原則25平米以上ですが、キッチンやリビングなどを他の居住者と共同で利用する場合は18平米以上が条件となります。また、トイレや洗面所などが設置されていることとバリアフリーであることも設備の条件です。

サ高住には共有スペースがありますが、共有スペースに関しては特に条件がないので施設ごとの特徴が現れます。例えば広いリビングやレストラン、カラオケルームなどが設置されている施設も少なくありません。また、デイサービスなどの介護サービス事業所が併設されているサ高住もあります。

サービスの内容

サ高住には「一般型」と「介護型」の2つの種類があり、提供されるサービスが異なります。どちらにも共通するサービスは安否確認と生活相談です。定期的にスタッフが居室を訪れ、困っていることはないのか尋ねてくれます。

介護型のサ高住ではこれらのサービスに加え、レクリエーション活動やサークル活動が多く、また、施設内で食事や掃除などの生活支援や入浴介助などの介護サービス、リハビリテーションなどを受けられることが特徴です。一般型ではレクリエーション活動が比較的少なく、生活支援や介護サービス、リハビリテーションなどを利用する場合は、外部サービスを個別に契約する必要があります。

費用の目安

一般型のサ高住は賃貸契約方式であることが一般的です。最初に敷金として数十万円を支払い、毎月の費用として1人あたり5万円~25万円ほどかかります。

一方、介護型は利用権を購入して入居するため、最初に数百万円~数千万円かかることも多いです。また、食事や掃除、レクリエーションなど利用できるサービスが多いため、毎月の費用として1人あたり15万円~40万円ほどかかります。

サ高住と他の高齢者施設との違い

サ高住は60歳以上の自立した方から要介護者認定を受けた方、60歳未満の要介護認定を受けた方など、幅広い方が利用できる住宅です。利用できるサービスも幅が広く、介護サービスやリハビリテーションだけでなく、食事や掃除といった生活支援も利用できます。

高齢者施設には種類が多く、どの施設が適切か決めかねる方も少なくありません。有料老人ホームやグループホーム、介護老人保健施設との違いについて見ていきましょう。

有料老人ホームとの違い

有料老人ホームの中にも、サ高住の「介護型」と同様、介護サービスがついたタイプがあります。しかし、サ高住は原則として60歳以上(要介護者認定を受けている場合は60歳未満も可能)が対象となっているのに対し、施設にもよりますが、有料老人ホームは65歳以上であることが一般的です。

また、サ高住の居室面積は25平米以上(リビングやキッチンが共同で利用できるときは18平米以上)ですが、有料老人ホームは13平米以上のため、少し狭い施設もあるでしょう。

グループホームとの違い

グループホームは、軽度から中程度の認知症高齢者を対象とする施設です。定員数は18人までと小規模で、家庭的な雰囲気が特徴といえるでしょう。

一方、サ高住は施設によって認知症患者を受け入れているかどうかが異なります。認知症の症状が進行すると退去しなくてはいけない施設もあるので、事前に確認しておきましょう。また、定員数は特に決まっていません。数人の小規模施設もありますが、定員数が100名を超える大規模施設もあります。

介護老人保健施設(老健)との違い

介護老人保健施設は、要介護1以上の高齢者が自宅復帰を目指すための施設です。医療サービスや介護サービス、リハビリテーションなどを受け、3ヶ月~6ヶ月程度での復帰を目指します。また、公的施設なので、所得が少ない場合は費用が軽減される点も特徴です。

一方、サ高住は入居期間が限定されていないので、終の棲家として選ぶ方も少なくありません。また、民間施設なので、所得に関わらず一律の費用が請求されます。

まとめ

サ高住には一般型と介護型があり、自立している方から介護が必要な方まで幅広い方が利用できます。施設ごとに利用できるサービスやレクリエーションの頻度、共有スペース、費用がなど異なるので、事前に詳しく把握しておく必要があるでしょう。

また、認知症患者を受け入れているかどうかも施設によって異なります。施設によっては認知症が進行すると退去しなくてはいけないこともあるので、事前に確認しておきましょう。

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