【専門家が解説】介護保険てなに?適用の条件は?利用可能なサービスは?

介護・老後

介護保険制度とは「高齢者の介護を社会全体で支えあう仕組み」として1997年に国によって制定された制度(介護保険法)です。
介護保険対象のサービスを利用する際に、費用の1割(一定以上の所得者は2~3割)を負担することで様々な介護サービスを受けることができます。
基本的な考え方としては、

  • 自立支援・・・単なる身の回りの世話にとどまらず、できることは本人に任せながら必要なサポートを提供することで、要介護者の生活能力の維持&向上をはかる
  • 利用者本位・・・さまざまな選択肢のなかから、利用者が必要なサービスを選択する
  • 社会保険方式・・・一定の条件に該当する国民すべてが被保険者となって保険料を支払い、介護が必要となった場合には保険給付を受け取ることができる

という3つの方針を軸にしています。

なお、介護保険は40歳になると保険料の支払いが発生しますので、20代・30代の皆さんは覚えておきましょう。

介護保険の制度を利用できる条件は?

介護保険を利用するには年齢などの条件があります。
まず、大前提として40歳以上で介護保険料を納めている人が対象(被保険者)となります。
65歳以上の人は第1号被保険者として介護保険を利用することができます。
40歳~64歳の人は第2号被保険者として老化が原因とされる下記の「特定疾病」で要介護状態になった場合に利用することができます。

【特定疾病一覧】

  • がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)
  • 関節リウマチ
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 後縦靱帯骨化症
  • 骨折を伴う骨粗鬆症
  • 初老期における認知症
  • 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
  • 脊髄小脳変性症
  • 脊柱管狭窄症
  • 早老症
  • 多系統萎縮症
  • 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
  • 脳血管疾患
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

介護保険を利用できるサービスは?

介護保険を利用できるサービスは大きく分けて2つあります。
一つ目は要支援と認定された人のための「予防給付」、二つ目は要介護と認定された人のための「介護給付」です。
それぞれ利用できる主なサービスを下記の表にまとめました。

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