住宅という資産の有効活用方法~人生100年時代の“老後のくらし”への備え方

ローン

今回から、記事を執筆することになりました住宅ローンソムリエの中村です。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします!
さっそくですが質問です!
住宅ローンソムリエとはどんなお仕事なのでしょうか?

はい。「住宅ローンソムリエ」とは、住宅ローン返済でお悩みの方やこれから住宅ローンを検討している方に、お客様の視点で一番合った形をご提案する意味を込めて”ソムリエ”という名前をつけています。
ただ、ローンを紹介するだけではなく、FP(ファイナンシャルプランナー)として、お客様のライフプランの作成も行っており、長期的なスパンで考えたご提案をさせて頂いております。

お金の専門家がお客様のライフプランに合わせて、住宅ローンをセレクトしてくれるというわけですね!
まさに” ソムリエ “という言葉がぴったりです。

ありがとうございます。
医療技術の進化もあり、現代は人生100年時代といわれています。
長生きするのを前提にお金の準備をしておかないと、老後に大変な思いをするはめになります。
そんな人生100年時代の老後の暮らしへの備え方についてさまざまな情報を発信していきたいと思います。

老後の生活設計に必要な「お金」。

その「お金」の捻出方法について「住宅資産」を持っている人だけができる方法をお伝えします。

60歳からの生活設計を考える際に、自己所有の自宅があるからこそできることがあります。
つまり、賃貸住まいのライフスタイルを選んできた人にはできないことがあります。
それは「住宅という資産(以下“住宅資産”といいます)」の有効活用です。  

毎月の家計の中から「家賃」ではなく「住宅ローン」を支払ってきた人は、これまでの人生を通して、生活費の中から「お金」を少しずつ「住宅資産」に換えてきた人たちです。

これまで20年や30年かけて手元の「お金」を「住宅資産」に換えてきたのですが、今度はその反対のことを考えてみます。
「住宅資産」を「お金」という“金融資産”に換えていく方法は次の3つ。

1.売却して「お金」に換える方法

今の自宅を売却して「お金」に換える方法ですが、具体的には次のようなケースが考えられます。


①子どももしくは親との同居に住み替える場合

②高齢者用の施設に住み替える場合

③夫婦二人の生活には広すぎるのでサイズダウンして住み替える場合


売却して、まとまった「お金」を得る方法です。
買い替える場合でも売却資金の一部を手元に残すことが考えられます。しかしながら、住み慣れた家から移り住むことが求められます。

また、多額の現金を手にすることで「気持ちが大きくなって金遣いが派手になる」ことや「高齢者を狙った投資話しなどの詐欺にあいやすくなる」などの、宝くじの高額当選者と同じような注意も必要になってくるので、上手に管理して、計画的に使うことがとても大切になります。

2.自宅を賃貸にまわして定期的に「お金」を得る方法

今の自宅を他人に貸し出すことで「お金」に換える方法ですが、具体的には次のようなケースが考えられます。


①リフォームして賃貸に出す

②建替えて賃貸に出す

③更地にして駐車場等に貸し出す

これらも住み慣れた家から移り住むことが求められます。
また、リフォームや解体が必要なため、ある程度まとまったお金が先に必要になります。

さらには、不動産の賃貸となるため、管理が必要です。
この管理を自身で行うか、不動産管理会社に管理料を支払って外注に出すことになります。
しかしながら、毎月、年金以外に使えるお金を増えるのは老後の生活を豊かにしてくれます。

3.リバースモーゲージという方法

「住宅資産」を「お金」という“金融資産”に換えていく方法の中でも、最近注目されているのが、今の自宅に住み続けることができる「リバースモーゲージ」です。

一般的なリバースモーゲージのしくみ

リバースモーゲージとは、現在住んでいる「自己所有の自宅」を持っている人が、その家に住み続けながら、自宅を担保にして金融機関から融資を受ける方法を言います。

この「自宅に住み続けながら」という点が、他の2つの方法と大きく異なる点です。

担保とは、、、

この場合の「担保(たんぽ)」とは、借金の返済を確実にさせるために金融機関が行う仕組みを言い、次のように表現します。

・不動産を担保に取る
・不動産に抵当権を設定する (その他には「しちぐさ」と言ったりもしますが、持ち運びのできない不動産には使いませんね)

金融機関は不動産を担保に取る(もしくは「抵当権を設定する」)ことで、ローンの返済が約束通りに行われなかった場合には、その不動産を売却、現金化して借金の返済に充てることが出来ます。
ローン契約者は家を取られたくないので、返済を確実化させますよね。

さて、その「担保」を不動産に設定してお金を借りる有名な方法を知っていますか?

それは「住宅ローン」です。

住宅ローンは、言わずとしれた、家を買うときに借りるローンですが、「住宅ローン」を借りるときには、金融機関の審査がありますよね、住宅ローンの審査は主に次の2点を見て判断をします。


(1)お金を借りる人が、これから先の20年~30年間で稼ぐであろう所得

(2)融資する資金で購入する不動産の価値

つまり、「(1)人の評価」と「(2)不動産の評価」、この2つが揃うことで、長期間にわたって低金利でお金を借りることが出来る仕組みが住宅ローンです。

リバースモーゲージは住宅ローンと同じように、金融機関が不動産を担保に融資をする仕組みですが、融資対象者を60歳等としていることから、審査の基準を住宅ローンとは異なり、「不動産の評価」に重きを置いた審査となります。

それでは、次回は、リバースモーゲージはどのようなケースで利用できるのか、リバースモーゲージについてより詳しく見ていきましょう。


おかねの窓口では、リバースモーゲージについてのご相談窓口がございます。
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