ローンの審査に通らない!?スマホ料金の不払いとブラックリストって関係あるの?

ローン

すみちゃんは、スマホ料金が不払いだとブラックリストになるって知ってましたか?

え、そうなんですか?知らなかったです!

ちょっと驚きますよね。
ちなみにブラックリストというのは俗称ですね。
簡単に言うと、「信用情報」というものにネガティブな情報が登録された状態のことを、「ブラックリスト」に載る、「ブラック」になった、と言っている、といった感じでしょうか。

なるほど。そうだったんですね。
「信用情報」って言葉は聞いたことあるけれど、詳しいことは知らない気がします。

信用情報とは、ローンやクレジット代金の返済・支払いの履歴のことで、俗に言う「クレジットヒストリー」のことですね。

ということは、信用情報に問題があると、住宅ローンや自動車ローンを組めなかったり、クレジットカードを発行できなかったりするってことですね。
でも、私にはブラックとかあまり関係なさそうだなぁ。。。

皆さんそう思われますよね?
ところが、近年、思わぬ原因で信用情報が傷つき、所謂「ブラック」な状態になってしまったという方が増えているんです!

え!?そうなんですか!?
自分でも気付かないうちにブラックになってるなんて怖いです。。。原因を教えてください!

それは、「スマホ料金の不払い」です!!
それでは、信用情報について、少し詳しく説明しますね。

信用情報の仕組み

信用情報とは、㈱シー・アイ・シー(CIC)、㈱日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)という信用情報機関に登録された情報のことです。

登録される情報は、簡単に言うと下記の3つです。

①誰が
②どのような契約をして
③その支払状況や残高はどうなっているか


登録される情報の具体的な項目・内容は公表されているので、興味のある方は各社のHP等を見てみるといいかもしれませんね。

ちなみに、信用情報として登録されるのは「与信が発生する取引」で、例えば、銀行や貸金業者からの借入れ、個別クレジットやクレジットカードなどのクレジット取引、リース契約などです。
これに対し、通常の売買契約などは与信が伴わないため、信用情報の対象とはならず、その取引に関する情報が登録されることはありません。

ところで、信用情報は、各信用情報機関に加盟した企業(クレジット会社、銀行等)が顧客からクレジットやローンの申込みを受けた場合に、与信審査のために参照し、また、その契約内容や支払状況を新たな信用情報として登録していきます。

そのようにして信用情報機関に登録された信用情報は、また別の加盟企業が与信審査に際して使用することになります。

つまり、どこか一社に対してでも返済・支払いを怠ると、返済・支払いが行われていないという延滞情報が登録されてしまいます。

そうするとどうなるか?

延滞情報(業界では「異動情報」とも呼ばれます。)を見た別の企業から契約を断られたり、既存の契約について限度額を減額されたりする等の影響を受けることが考えられます。

スマホ代金と信用情報

信用情報ってそんな仕組みだったんですね。。。
でも、登録されるのって借入とかクレジット取引みたいな与信が発生する取引ですよね?
スマホ料金、、、関係ありますか?

そうですね。「基本的には」、毎月のスマホ料金を延滞しても、信用情報機関に延滞情報は登録されません。

え?でも、スマホ料金の不払いでブラックになることもあるって。。。

「基本的には」と言ったのは、もちろん例外があるからです!
毎月のスマホ料金を払わなかったために、延滞情報が登録されるケース、、、
それはスマートフォンの機種代金(本体代金)を分割で支払うこととしている場合です!!

え!?私もスマホは分割で買ってます!!

スマホは高額な機種も多いですし、すみちゃんみたいに「機種代を分割にして、毎月の通信料金と併せて支払う」という方は多いと思います。
そんな、スマホを分割払いで購入した時、うっかり「ブラック」にならないための注意点についてお伝えしますね。

ドコモなどのキャリアの直営店で購入する場合は、利用者は各キャリアと直接スマートフォン本体の売買契約を締結します。
その際に機種代の分割払いを選択すると、売主=キャリアに対して機種代を分割で支払うという、いわゆる「自社割賦」が組まれることになります。

また、キャリアの代理店で分割払いで購入する場合には、スマートフォン本体の売買自体は代理店との間で行われますが、その代金はキャリアが立替払いし、利用者はキャリアに対して機種代の分割金を支払うこととなります。
つまり、キャリアとの間で個別クレジットが組まれることになります。

ピンときた方も多いと思いますが、いずれのケースでも、利用者とキャリアとの間で与信が発生しています。
利用者はキャリアから分割払いという信用の供与を受けている、と言い換えることもできますね。

そのため、キャリアは、スマートフォン本体購入の申込みを受けた時点で利用者に関する信用情報を参照し、また、機種代金の支払状況を信用情報として信用情報機関に登録することになります。

直営店の場合



代理店の場合


さて、機種代金の分割金ですが、これは毎月の通信料と併せて支払います。
つまり、「毎月の料金の支払いを怠る」=「機種代金の支払いも怠った」ということになり、キャリアを通じて延滞情報が登録されてしまうのです。

スマホの料金を払わないとブラックになる、というのはこのような仕組みです。

もちろん、毎月の通信料自体は信用情報の対象とはなりませんので、より正確に言えば、毎月の通信料と一緒に払うことになっているスマートフォン本体の分割金を支払わないと延滞情報が登録される、ということになります。  

とはいえ、「機種代金は払うけど、利用料は払わない!」というような器用なことはできません。

そのため、スマートフォン本体を分割で購入した場合、毎月のスマホ料金をきちんと払わないと延滞情報が登録されてしまい、それ以降、新たなローンやクレジット契約を組むことができなくなってしまいます。

また、キャリアとの通信契約を解約しても、機種代の支払義務は残ります。
例えば、機種代の支払いの途中で他のキャリアに変更した場合には、元のキャリアへの機種代の支払いと現在利用しているキャリアへのスマホ料金の支払いを別々に行う必要があります。

元のキャリアからは、毎月の請求書が発行される訳ではないので、機種代の支払いをうっかり忘れないよう注意しないといけないですね。

奨学金と家賃保証

なるほど。。。こんな仕組みだったんですね。
うっかり支払い忘れしないようにしなきゃ、、、

注意していただきたいのは、スマホ料金だけじゃないですよ。

他のパターンもぜひ教えてください!!

それでは、他に注意しなければならない2つのパターン。
奨学金と家賃保証について説明しますね。

奨学金には給付型と貸与型がありますが、問題となるのは、もちろん貸与型です。
現在、日本学生支援機構がKSCに加盟しています。
なので、同社から奨学金の貸与を受けている方は、奨学金の返済を怠ると延滞情報が登録されてしまいます。

社会人になって最初の頃はローンを組む機会がないとしても、結婚等していざ住宅ローンを組もうとしたらブラックになっていた、なんてなったら困りますよね。。。

また、信販会社やカード会社による家賃保証を利用している方も注意が必要です。

これらの会社が単に保証人となるだけで、毎月の家賃は大家さんに直接支払うケースであれば、大家さんへの支払いを滞納しても、延滞情報は登録されません。大家さんは信用情報機関に加盟していないからです。もちろん、保証会社が大家さんに支払った後に、保証会社に対して支払わないと、延滞情報が登録されてしまいます。
これに対し、保証会社が家賃の保証だけでなく、大家さんに立替払いし、家賃を保証会社に支払うというケースでは、家賃について保証会社とクレジット契約が組まれていることになりますので、毎月の家賃を払わないと、それだけで延滞情報が登録されてしまいますので注意が必要です。

そのため、信販会社やカード会社の家賃保証を利用している方は、保証会社が家賃の立替払いまでしているのかを確認して、保証会社に対しては延滞しないようにして頂くことが必要です。

以上、日常生活の思わぬところで「ブラック」になってしまうケースについての説明でした。
信用情報は、文字どおり皆さんの「信用」を表す情報です!!
これに傷がつかないよう注意してくださいね。